DRMについて考えはじめてみました
突然ですが、DRMの勉強を少し始めてみました。さしあたり、技術的云々の前に、DRMの存在意義から。
DRMの専門家ではないですし、コンテンツを直接生産/供給する立場でもありません。
ですので、浅薄かつ一方的なエントリになる可能性は高いです。が、まずは自分なりに考えを巡らせてみたくなったので。
最近の流れだと、音楽系はDRMフリーに進んでいるのでしょうか。
たしかに、利用する側からすると、その方が便利ですよね。
Windows Media DRM(最近だと、バージョンアップしたPlayReady)だと、PCに取得した権利情報が残るみたいですから。そうなると、Windows 以外でも使いたいし、買ったときのPC以外やスマートフォンでも聴きたくなります。
DRMへの不満としてwikipediaにも次のように挙げられています、
- 「恒久的な再生が保障されていない」
- 「消費者の権利に対する不当な制限」
- 「特定環境への依存」
だいたい上述したような要望が、そのまま不満につながっているようです。
一方で、昔からそれなりに騒がれている、ストレージサービスによる著作権侵害。
- 副作用が大きすぎるストレージ・サービス違法判決:栗原潔のテクノロジー時評Ver2:オルタナティブ・ブログ
- 最近の例だと、http://journal.mycom.co.jp/news/2011/02/09/012/
- これも最近の例ですが、http://sankei.jp.msn.com/economy/news/110201/its1102011302000-n1.htm
まぁ、megavideoやdailymotion等のストレージサービスに、共有できる状態で著作権者に断り無くコンテンツを置いてはダメですよね。国に依るのかもしれませんが、、、
結局は、DRMイラネ。という流れに本当になってきているのかは、よく判りませんでした。結局、コンテンツで飯を食べている人たちにとってみれば、本当に死活問題ですし、「共有する事で宣伝になっているぜ」と宣うには、少し軽率な気もします。
だって、「10人中7人、売り上げが伸びました」というのは、利用者からすれば7割に貢献したというマクロの視点で語りますが、「3人は売り上げが落ちました」ということですし、その3人の当事者にとっては、悲劇です。
もちろん、DRMよりクールな技術で著作権が保護できるなら良いのでしょうが、直ぐには出てこないと思うのですが、どうなのでしょう?*1
今のところは、実はDRMの存在有無を含めて、いったりきたりしている過渡期なのでは?と考えています。
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ちなみに、音楽や動画だけでなく、本とかもDRMで保護できるんですね。