竹田逭滋氏の担当している今期のアニメに思うこと

竹田逭滋氏は、Darker Than Black(2007年春TBS系ほか)(DTB)というアニメを見たときから気になっていたプロデューサーさんです。
なんと言うか、えげつない表現をする方です。
例えば、DTBの話。演出上、死の表現が避けられない場面というのは解る気がするのですが、なんで子供の前で火だるまになって更に苦悶の声を上げてのたうつ必要があるのか、と。
もうちょっとドライでもええんちゃう?と思いながらも、なぜかストーリーとしては面白いと感じてしまうのですよ。
他のアニメ(鋼の錬金術師コードギアスまどか☆マギカなど)でも同様の傾向が。

そう、今期も「魔法少女 まどか☆マギカ」という深夜アニメが氏のプロデュースなのです。先週ようやっと気付いたのですが。

気付かずに観ていても、(ほのぼの四コマ「陽だまり☆スケッチ」の作家さんがキャラクターを担当されただけあって)ほんわかした絵柄に、大人な(容赦ない冷たい)世界が待っています。すごいギャップです。強く印象づけられたのは、3話目にして、オープニングに出てくるお姉さん的キャラクターが、首から上を噛みちぎられて絶命します。さすが「血だまり☆スケッチ」という異名を取るだけあります。

ところで、主人公と目されているまどかさん。7話現在、まだ魔法少女になりません。
魔法少女になるのと引き換えに願い事を一つかなえる事ができるということと、第一話の導入(破滅した世界の中で「まどか」と願い事と引き換えに魔法少女に変身させる「キュウベエ」が、別の魔法少女の戦いをやきもきしながら眺めているシーン)からして、「時間を巻き戻してやりなおしたい」とかいう願い事を叶えてもらうのでしょうか。なんともエンドレスになりそうな、あるいは奇想天外な幕引きが待っているのか……

DTBの時は(演出上だと思うのですが)投げっぱなしになっていたのですが、まどか☆マギカはどうなるのでしょうか。今から楽しみです。

そうそう。
日曜日夕方からの、「STAR DRIVER 輝きのタクト」も目が離せません。
こちらは死の表現は極端に少ないのですが、時間帯を考えると、やたらエロティック。おまけにストーリーが妙なバランスを保ったまま予想外の方向に転がっているので、最終回までに本当に伏線が回収されるのか……本当に、楽しみです。