宇宙英雄物語
それはそれは若い時分に、ハマッた漫画のひとつ。
平行宇宙で英雄だった人を祖父に持つ男の子が主人公のスペースオペラ。ドタバタギャグとシリアスが交錯する虚構の物語。
当時は確か角川から出ていた黄色いコミックスで提供されていたと思うんだけど、なぜか最終回を見ることなく家の本棚に封印、そのまま親に捨てられてしまった。
次に読んだのは、高校生(大学生になっていたかも?)だったか、(今度は集英社から出ていたような気がする)赤っぽいカバーになっていた。これには最終話と読んだことの無いプロローグが入っていた。これも引越しの際に失われてしまったような気がする。
そして今、といっても発行されたのは2003年末だが、文庫で出ていた。思わず買って読み返してみた。今でも結構新鮮な気持ちになれる、ドタバタスペースオペラだ。やっぱり伊東岳彦という漫画家はすごい*1。
初めて見かけたのは、確か小説の挿絵からだったように記憶している。
いまや絶版となってしまった「聖エルザ」シリーズで「BlackPoint」名義で描いていた*2。キャラクターと挿絵がマッチしていて、非常に読んでいて楽しかった。思い出が美化されているだけかもしれないが、大分前に読み返したときも面白かったと感じていたので、きっと自分の中では「アタリ」だったのだろう。